2015年3月6日

カングー車検・タイミングベルト・クランクプーリー交換


ルノー・カングーを2回目の車検に出しました。懸案のタイミングベルトとクランクプーリーも交換しました。


新車購入から5年で走行距離は42,000kmです。
ユーザー車検ではなく、整備工場に代行をお願いしました。 整備工場はディーラーではなく、前車のシトロエンのころから長年(考えてみると20年近くになるわけです)お世話になっている外車を中心に取り扱っている修理工場です。
ディーラーではありませんので仕入先・価格などのデリケートな部分があります。ここでは大まかな価格でしか書くことが出来ません。申し訳ありませんがご容赦ください。

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○車検

・エンジンオイル
・ATF
・オイルフィルター
・エアフィルター
・エアコンフィルター
・スパークプラグ
・ブレーキパッド
・タイヤ

これらは自分で交換していますので車検で交換したものと言えばブレーキ点検に伴うブレーキフルードだけです。
LLCは交換時期でしたが車検でタイミングベルト交換(→ウォーターポンプ交換→LLC交換)になると思い、あえて交換せずにおきました。
点検・整備で特に不具合は見つかりませんでした。したがって車検そのものはブレーキフルード交換以外は基本料のみとなりました。

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○タイミングベルト

みなさんが最も関心がある箇所でしょう。結論から言えば今回、交換しました。
取扱説明書による交換時期は「4年または6万キロ、初回のみ5年6万キロ」ですので交換時期ではあるのでメカニックと相談しました。
最近の外車のタイミングベルトは品質が上がっており、この程度で顕著に劣化するものではなく、ベルトそのものよりもテンショナーやベアリングの方が先に劣化するケースが多いそうです。
以前の車であれば簡単にベルトの状態を見ることが出来たので「ベルトの状態を確認してから交換の是非を決める」ことができたのですが、カングー(というか最近の車) はベルトを見るだけでもそれなりの作業が必要だそうです。
「路上で止まることだけは絶対に避けたい。そのために予防交換を行う。たとえそれが過剰整備となっても。」というのが私の性格です。メカニックもそれがわかっていますので「交換しましょう」ということになりました。

タイミングベルトセットの他にお約束のウォーターポンプ、それに伴うLLC、ファンベルトセットも交換しました。部品代はおよそ6万円ほどです。
交換した部品を見せてもらいましたが、ベルトは(もちろん劣化していますが)まだまだ大丈夫でした。テンショナー、ベアリングはベルトよりも状態が悪かったですが、すぐに交換が必要というレベルではありませんでした。個人的には次回の交換は4年後ではなく6年後の車検で充分だと思いました。(現在と走行環境が変わらないとして)

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○クランクプーリー

以前の記事
「カングーのオルタネータープーリー」
にちょこっと書きましたが、カングーのクランクプーリーにはゴム・ダンパーが仕込まれています。急激なトルク変動をゴムが吸収することによるドライバビリティのアップが目的なのですが、ゴムですから劣化します。
これが気になったのでメカニックに相談しました。答えとしては
・ルノーのクランクプーリーは確かに要交換部品ではある。
・でも年数、走行距離から考えるとまだまだいけるはず。
・部品代は意外と高いよ。
・SST(特殊工具)が必要なのでその分も必要。
・状態を見るだけでも工数がかかるので、そこまでするのだったら交換を勧める。
・今回タイミングベルトを交換するのだったら、 工数が省略できるので工賃が安く済むよ。
ということでした。部品代が高い(3万~4万円)ことはリサーチ済みだったのでお願いすることにしました。
交換した部品を見せてもらいました。ゴム部分が結構劣化しているように私には見えましたが、メカニックによるとまだまだ大丈夫ということでした。こちらもタイミングベルト同様、テンショナーだったかベアリングだったか、付属部品の方が劣化していましたが、やはりまだ交換時期ではなかったようです。
交換した新品のクランクプーリーは古いものとちょっと形状が違っていて、ゴムの位置が外側に寄っていたそうです。もしかしたら対策品なのかもしれません。
こちらの次回交換時期ですが、6年後の車検あるいはもっと先でも良いと思いました。

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○オルタネータープーリー

以前の記事にオルタネータープーリーについて書きました。こちらをまず読んでください。
「カングーのオルタネータープーリー」
私のカングーに付いているオルタネータープーリーは対策品のクラッチ付きと予想しました。
メカニックに見てもらったところ予想外の回答が返ってきました。
「プーリーを外したわけではなく外側から見ただけなので100%とは言えない。でも鏡を使って内側ものぞき込んだのだがゴムはもちろんクラッチも見えない。おそらくただの金属プーリーだろう。」
とのことでした。何とも拍子抜けです。これが事実ならトラブルの心配は無くなります。
もちろん交換はしていません。

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○工賃について

タイミングベルト交換とクランクプーリー交換の工賃ですが、全てまとめて請求されました。これがディーラーだったらそれぞれ個別に「時間×工賃単価」として出てきたと思われます。このあたりは町の整備工場らしい大雑把(良い意味でも悪い意味でも)なところですね。
詳しくは書きませんが、 まとめられた工賃とタイミングベルト分の部品代と合わせても10万円ほどでした。格安もいいところです。現に納車の際、メカニックが「結構大変だったのでもう少し貰いたかった」と言っていました。
冒頭に書いた消耗品は「自分で交換しているから点検さえしなくていいよ」と伝えてありましたので、その分をオマケしてくれたのかもしれません。
これからもお付き合いしていきたいので少しは儲けていただかないと困ります。




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