2015年1月12日

カングーのブレーキ鳴き対策


ブレーキの鳴きがひどいです。家族にはブレーキのキーキー音で帰宅がわかると言われています。欧州車なのだから仕方がないとは思いつつも、少しでも改善させたいです。


ブレーキ鳴き対策はなかなか難しく、パッドの銘柄を変えることが最も近道です。カングーのブレーキには何かと問題(カックンブレーキ、ダスト問題など)も多く、私自身もいずれ交換するつもりですが(これについては後日、ブログにアップします)、まだ減ってない状態でもったいないので、まずは現状でできることをしたいと思います。

特に気に入らないのがブレーキのリリース後も鳴くことです。多少なりとも引きずりが発生しているということで、燃費にも影響するでしょうし、熱も心配ですし、何よりかっこ悪いです。

鳴き対策としては
・パッドの面取り
・シムあるいはグリース塗布
が定番です。

パッドを外してみるとパッド左右方向は思いっきり面取りされていますので特にできることはありませんでした。一応上下方向も少しだけ面取りしてみました。少しだけなので直ぐに擦り減ってしまいますから気休めです。

シムは存在しませんでした。ただ、ピストンとの接触面には弾力性のある塗装がされているようでした。しかしこの塗料がピストンとの接触で半分ほど剥がれています。これはそのままにグリースを塗布しました。


一番問題だと感じたのがパッドの位置決め部分です。



写真(この写真は新品の社外品です)で見るところの左右の飛び出た耳のような部分です。このでっぱりがブレーキ本体の溝に収まって位置決めされるのですが、非常にきついのです。
この部分はパッドを押し付ける/緩める方向にはフリーにスライドするようになっているのですが、この動きがスムーズでないため、ブレーキ・リリース後にもパッドがディスクから離れずに引きずってしまうのではないかと予想します。

ブレーキかすを掃除しても改善されなかったため、パッドを削ることにしました。やすりで少しずつ削って幅を調整しました。この部分はバリがあったため、やすりで削り平滑度が上げたらせいもあり動きがスムーズになりました。

この措置をしてからしばらくはブレーキ鳴きが激減し喜んでいましたが、すぐに再発しました。まあ予想通りではあります。
ただしリリース後の鳴きについてはほぼ皆無になりました。措置後数万キロ経ちましたが再発していません。この点だけでも大満足です。間違いなく耳を削る作業が功を奏したのだと思います。



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